NOIP長官に聞くお国事情1[審査官の数・事務所の数]

2007年10月、ベトナムハノイホーチミンにて「著名商標」について話す機会をもらった。

NOIP(ベトナム特許庁)長官Xuangさんも同行。Xuanさんは商標に詳しい人として、地元の知財関係者にも有名。せっかく一緒にいるんだから、いろいろ聞いちゃえ。というわけで、待ち時間の間じゅう質問攻めにした。

−今(2007年10月現在)、NOIPには何人審査官がいるんですか?
特許に40人、商標に50人ほどいるよ。
−結構多いかも。
去年20人リクルートしたからね。若い人が多いんだ。1年間の研修を経て審査官になる。平均年齢だいたい32、3歳くらい。審査は、いわゆる一斉審査。特に部門を分けてはいない。特許は別だがね。
−日本では審査官を一定期間続けると、弁理士資格が得られるんですが、ベトナムはどうですか?
ベトナムも5年審査官をするとIP representativeになれるんだよ。
ベトナム知財事務所はどれくらいあるんですか?
一昔前まで、知財事務所は5件程度。もともと商工会議所しか扱うことができなかった次代もある。それが今では75件ほどの事務所があるよ。

ほぉー。と感心。何がすごいっていきなり数が増えたことより、それを把握してる長官だ。
セミナーの間の休憩時間中、新聞記者に取り囲まれる長官)